離れて暮らす中で、
一日の終わり方が、いつの間にか変わっていました。
特別に整えなくても、
そのままで終われるようになった話です。
この頃、
一日の終わりを、
特別なものにしなくなりました。
うまく過ごせたかどうかを、
確かめることも減っています。
以前は、
一日の途中で、
何度か立ち止まっていました。
次に何をするか、
どんな顔でいるか。
その場に合う自分を探してから、
先に進んでいた気がします。
外にいる時間が長い日は、
その切り替えが、
家に戻ってからも続いていました。
何かを終わらせた感じがしないまま、
夜まで引きずってしまうこともありました。
夜になっても、
そのまま終われない日がありました。
振り返ったり、
区切りをつけたりしないと、
一日が閉じない感じがして。
「今日はどうだったんだろう」と、
頭の中で何度か行き来していたと思います。
今は、
そういうことをしないまま、
夜になる日があります。
気づいたら、
もう終わりでいいと思えている。
それだけで、
不安は残りませんでした。
夫と会った日でも、
同じでした。
特別な計画がなくても、
思い出に残そうとしなくても、
写真を撮らなくても。
そのままで一日が終わった。
以前より、
思い出は少ないのかもしれません。
でも、
その日の空気や、
会話の調子は、
前よりはっきり覚えています。
形に残さなくても、
抜け落ちない感じがありました。
こういう終わり方ができる自分を、
悪くないなと思っています。
だから今は、
一緒に暮らさなくてもいい。
この状態を、
もう少し大切にしたいと感じています。
気を張らずに一日を終えられる、
というより、
張らなくていい自分に、
ようやく慣れてきた。
そんな感覚に近いのかもしれません。
