夫婦

距離に慣れた先に、安心が増えていった話

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距離のある暮らしが長くなると、
「慣れてきたな」と思う瞬間はいくつかありました。
けれど最近は、その“慣れ”とは少し違う感覚が生まれています。


会わない日が続いても、
連絡がまばらなままでも、
それを必要以上に気にすることが減ってきました。
不安が消えたわけではないのに、
心のどこかに、小さな安心が置かれているような感じがします。

「この関係なら、大丈夫だろう」
そんなふうに思える瞬間が、前より増えました。

以前は、距離をどう受け止めたらいいのか迷った時期もありました。
関係を言葉で確かめたくなる日もあって、
沈黙のあいだに余計な意味を探してしまうこともありました。

でも今は、確認をしなくても、
それぞれの日常を生きながら続いていく関係で十分だと思えるようになりました。
「こうあらねばならない」という形にしばられなくなって、
気持ちの置き場所が少し楽になった気がします。

安心というほど強いものではありません。
ただ、不安が少ないというだけで、
暮らしの呼吸はずいぶん軽くなるのだと知りました。


距離に“慣れた”というだけじゃない、
いまの関係の 感じ方 が、少しずつ変わってきました。

強い結論が出たわけでもなく、
劇的な何かがあったわけでもありません。

ただ、会わない時間が当たり前の中で、
不安が少なくなって、
そのぶん暮らしの呼吸が楽になった。

その変化が、
今の私たちの関係をゆっくり落ち着かせているように感じています。

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