夫と会わない日が続くと、以前の私はそわそわしていました。
返信が遅いだけで気持ちが揺れることもありました。
それが今では、同じ状況でも落ち着いて受け取れるようになっています。
その変化がどこから生まれたのか、自分なりに振り返った話です。
夫と離れて暮らし始めたばかりの頃、
私は今よりずっと落ち着かなくて、
会えない日が続くことや、連絡の間隔に気持ちが引っ張られていました。
とくに、返信がなかなか来ないとき。
「どうしたのかな」「忙しいのかな」
そんなふうに考えなくていいことまで考えてしまったり、
意味なんてないはずなのに、
どこかでそわそわしてしまったり。
でも、気がつくとその揺れが少しずつ減っていきました。
既読がつかないまま時間が過ぎても、
「ああ、今はそういうタイミングなんだな」
と、前より軽く受け取れるようになったんです。
連絡の頻度が変わったわけでも、
私が急に強くなったわけでもありません。
むしろ変わったのは、自分のほうでした。
夫が返事をくれるときは、いつも夫のペースで、
私もその流れを受け入れるようになった。
それが自然になっていっただけのことなのだと思います。
会わない日が続いても、
「この距離があるからこそ成り立っている今の暮らし」があって、
その中での連絡は無理に求めるものではなくなりました。
返信が遅い=不安
だった頃から、
返信が遅い=ただの生活の一部
という受け取り方に変わっただけで、
気持ちはずいぶん楽になりました。
いまは、夫とのやり取りが途切れても、
心のどこかが落ち着いたままでいられるようになりました。
必要なときに向き合えればそれでよくて、
それ以外の時間は、それぞれの生活を送っているだけです。
会わない日が続いても、連絡が少なくても、
以前のように大きく揺れなくなった自分がいる。
その変化に気づけたのは、
距離がある今の夫婦だからなのかもしれません。
気にしなくなった理由をあえて言うなら、
やり取りの頻度よりも、
“関係そのものを、そのまま受け取れるようになった”
その感覚が、心を軽くしたのだと思います。
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