距離があったからこそ得られたもの
夫と離れて暮らすようになって、
少しずつ失ったものがありました。
でもその代わりに、
手元に残ったものもありました。
今日は、
“距離のある夫婦”になって気付いた
失ったものと、得たものについて書いてみます。
距離が生まれて、失ったもの
毎日の「当たり前」
一緒に暮らしていた頃は、
同じ部屋にいる気配が
あたりまえの空気でした。
何気ない会話、
今日あったことを話すタイミング、
同じ食卓を囲む夜。
そういう“生活の重なり”は、
確かに失ったもののひとつです。
すれ違いながら近づく、あの独特の距離感
一緒にいるときにしか生まれない、
小さな動作や呼吸の合い方。
距離を置いてからは、
“察するようなつながり”は
ほとんどなくなりました。
でも、それを
「失くしてしまった」とは思っていません。
あの頃の距離感は、
あの頃だから成り立っていたもの。
今の私たちには、合わないだけです。
一緒に暮らした頃の、ほんの少しの安心感
同じ家にいれば、
何かあっても気付ける距離にいる。
その安心感は今はありません。
でも、
“安心の形”にもいくつか種類があることを、
距離が教えてくれました。
距離があったからこそ得られたもの
自分の心のペースを大事にすること
ひとりでいる時間が長くなって、
「自分の気持ちを整える」という感覚を
初めて意識するようになりました。
気配のない部屋で、
静かに自分の状態を確かめる時間。
これは、離れて暮らしたからこそ
手に入ったものだと思っています。
相手に求めすぎない軽さ
一緒に暮らしていた頃は、
無意識に“こうあってほしい”が
大きかったのかもしれません。
今はその重さがない分、
夫に対して
構えずに向き合えるようになりました。
距離は、冷たさではなく
“求めすぎない軽さ”を
もたらしてくれました。
会う時間の深さ
年に数回しか会わないからこそ、
会っている時間はとても限られています。
離れて暮らすようになってから、
「会える時間」を、前よりも大事に感じるようになりました。
一緒にいられる時間は短いけれど、
その分、会っている間は余計なことを考えずに
ただ向き合える気がしています。
距離があることで、
会う時間の重さや大切さを、
前よりも実感するようになりました。
失ったものと得たものは、交換ではなく変化だった
離れて暮らす選択は、
何かを捨てて、
何かを手に入れたというより、
“形が変わった”
そんな感覚に近いです。
以前の安心はなくなったけれど、
今は今の落ち着きがある。
以前の距離感はなくなったけれど、
今は今の“尊重”がある。
そして、
昔にはなかった私自身の静かさが
少しずつ生まれました。
まとめ
距離が教えてくれた“やさしい変化”
失ったものは、生活の重なり
得たものは、心の静まりと尊重
距離は冷たさではなく、軽さと深さ
形は変わっても、続く関係がある
これからも、
無理に何かを取り戻そうとは思いません。
いまある距離の中で、
変わっていく私たちを
そのまま受け入れていけたらと思っています。
